当サイトにおける村下孝蔵さん楽曲解説などの基本的「考え方」
ようこそいらっしゃいました!
当サイトでは、村下孝蔵さんの魅力を再発見するとともに、「全曲」を解説・解題することを目標に掲げています。
特にその歌詞に込められた意味合いや世界観を読み解き、味わうことを目指していますが、当記事では
楽曲や歌詞の解説・解題に関する基本的な考え方
をお伝えしておきたいと思います。
管理人の素直な気持ちですので、もしお時間がありましたら、ぜひご一読いただけると幸いです
音楽からどのようなものを受け取るかは自由
大前提として、音楽やその歌詞をどのように感じ取り、どういったものを受け取るかは完全に各自の自由です。
もちろん作者が意図した内容や、念頭に置いていた情景などは存在するでしょうけれど、それをいかに味わうかは受け手にかかっています。
歌詞に正解などない
「白い指先」とか「バス通り裏の路地」などという言葉から連想する風景も光景も人それぞれでしょうし、その時その時の体調によってさえ歌の感じ方は違うものですよね。
幼少期に見た母親の白い指を思い出す人もいるかもしれませんし、裏路地に意外な宝物があるような絵を思い浮かべる人もいるかもしれません。
元気な時にあまり悲しい歌に手が伸びなかったり、辛いときに哀しい歌で癒されたりとさまざまです。(逆の方もいますよね)
したがって、当サイトで村下さんの歌詞をかなり詳細に検討しているのも、突き詰めれば管理人個人の解釈、あるいはむしろ気分でしかないということになります。
多くの人が同じように受け止める表現も当然ありますけれど、それさえも本来は各個人の自由であってよいと考えています。
ですので、村下さんの歌詞解説において管理人が述べていることはまったく「正解」ではなく、皆様がご自身なりにもっと村下さんを味わうための調味料程度の役割……になれたらうれしいなと思っているところなのです(笑)
より「自分自身」や「人間」に向き合うための解釈
正解探しではないとはいっても、単に歌詞をなぞるのでは面白くありませんし、わざわざ解説をする意義もないでしょう。
そこで、管理人の発想の癖でもあるのですけど、歌詞の解説に当たっては、より自分自身や人間という存在に肉迫できるような解釈を目指したいと常に考えています。
村下さんの楽曲は一見しただけでは意味をつかむことが難しいものも多く、あるいは、分かりやすいのだけれど奥行きがさらに隠されていたりという作品もよくあります。
長期間村下さんを聴き込んでいくうちに、(この点もまた個人的な受け止めですが笑)村下さんもそれらの根本的な題材を視野に入れながら楽曲づくりをしていたのではないか、という気持ちが強くなったのです。
自分が何気なく聴いていても「だめですか」などは人間に深く根付いた性質を表したものだと感じますし、「初恋」や「踊り子」など恋愛模様を描く楽曲でも、具体的なその二人の情景に即していながら、実に広く誰にも当てはまるような内実を持っています。
平たく言えば、人間の本質を、とてもやわらかな表現で見事に描いているのが村下さんだと感じるのです。
(参考)⇒「一粒の砂」
そうした特徴のある村下さんの楽曲を素材として、私たち自身がより深くこの「生きること」へ入り込んでいくことができるのではないか、と考えたことも当サイトで解説記事を作成し始めた動機のひとつでした。
村下さんのご縁を皆様と
前々から村下さんの歌詞を読み解いてみたいと思っていましたけれど、その歌詞にも触れながら振り返ってみて、結局のところ願いは単純でした。
同じこの時代に居合わせ、この日本、世界、星で暮らしている者同士、より大切にやさしく毎日を過ごせたら素敵だな、と思っています。
村下兄貴好き同士、何かのご縁で村下さんに触れた者同士なんていうご縁が加わるのも素敵ですよね。
ただ、もちろんこのようなあり方は村下さんだけを媒介にする必要はなくて、他の歌手さんでもよいですし、音楽とは別の事柄でも何でもよいのだと考えます。
ここで管理人が村下さんを取り上げまくっているのは、管理人が村下さんにこうしたものを感じやすかったというだけですから。
そんな風に、どのようなご縁に触れるにせよ、それぞれが自分自身の感じ方を大切に、そのままに生きていくのを応援することにつながるような解釈を心掛けてまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします☆